ダノター城/ストーンヘブン(スコットランド 英国 UK)

ダノター城(Dunnotar Castle)
ダノター城(Dunnotar Castle)

欧州第一弾はスコットランドのダノター城ですヾ(〃^∇^)ノ

目次

私にとっての英国UK
(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)

私はUKが嫌いだった

私は欧州は好きで結構よく行くんですけど、UKは正直あんま好きじゃないです。なんでかっていうと英語の国だからです。それも本家本物って感じw

私は英語がすっごい苦手なんです。でも商社経験が欲しかったんで商社に行きました。英語すっごい苦労しました。中でもUK英語は馴染みが無くって大変。そして英語が母国語の人の英語は私にとっては分かりにくい・・。北欧の方の英語はとってもきれいな英語なんでまだいいんですけど、UKの方の英語。全然分かりません。仕事でもUK英語で書けなくって、役所とかに赤字でチェック入れられて投げて返されて、直して来いと。泣きました。UKは一気に大嫌いになりました。

007の方言ネタ

私はバンバン派手な戦争映画とか007みたいなスパイとかの映画が大好きです。007シリーズもとても好きでした。でも私は日本で見ていました。映画館でもネット配信でも基本日本。ある時、UKの映画館で007を見たんです。

UKに限らず映画館では観客は盛大に盛り上がります。静かに見る国は日本くらいなんじゃないかと思います。あの海外の雰囲気は大好きです。

007をUKで初めて見た話なんですけど、ちょっと私の意味の分からない所でみんな受けたり、爆笑とかしてるんです。私はUK英語は苦手でしたが、なんで笑ってるのか凄い興味を持ちました。リバプールの友達に頼んで彼女の分の映画代も払ってもう1回同じ映画を見ます。何が可笑しいのか聞くためです。みんな先ほどと大体同じ所で笑いが起こります。

「あーここね。この人こってこてのオックスフォード訛りなの。めっちゃ可笑しいでしょ?」

は?
方言なんて分かんねーよw

UK映画は方言ネタのオンパレード

その後UK映画の多くは方言ネタのオンパレードであることを知りました。日本人は日本語翻訳の字幕でしか分かりません。英語がかなり出来る人でもUK英語方言とかまで分からない方が多いです。そのUK映画の中でも逆満載の007は、方言ネタの怒涛の連続でした。

私はショーンコネリーから007をもう1回見直し始めました。面白い。私は初めてUK英語を面白いと思いました。

ハリーポッターの英語

UK映画ではハリーポッターも好きです。007程ではないですが、やはり方言ネタがかなりあります。原作にはない映画ならではの楽しみ方じゃないかと思います。

方言にとても興味を持ちました。日本では一部の年配者を除いて方言は消滅しています。そしてあんまり自分の方言を自慢するというか、誇りをもって東京とかで使うことは少ないように思います。しかしUKや後に分かる豪州やインドの英語方言は物凄く特徴があって、みんな誇りをもって使っていますし、またそれを他地方の人がよく知っていて、ちゃかすネタになっているんです。知らないだけかも知れませんが米語(アメリカ)でもここまで顕著じゃない気がします。

UK方言に興味が出てきた

私はUKが好きになってきました。というかUK方言に興味を持ち始めました。

長らくヒースローを経由するだけでも嫌でしたが、だんだんUKの観光も好きになってきました。

まぁ英語は下手なままですけどねw

スコットランドの観光地

UK郊外

ロンドンは恐ろしく物価が高いです。でもロンドンをちょっと外れると物価が半分くらいになった感覚です。半分にはならないんですが、それくらい首都ロンドンが高いって私が感じてるってことです。米ニューヨークやアムステルダムなんかも地方より物価が高いですが、ロンドンはなんかずば抜けて地方比の物価が高く感じます。

統計情報などをみるとそうでもないのですが、私の行動とか飲食とか仕事でのロンドンの行動が、そう感じるような所へばかり行くのでしょう。

スコットランド方言

ロンドンをちょっと外れて地方に行くと、私はなんだか一気に気楽な気分になるんです。

スコットランドまで行くともはや全然違う国のようです。UKの公用語の1つでもあるスコットランド語が使われますが、その影響かスコットランド英語の英語は独特の雰囲気で好きです。スコットランド語はまるで分かりませんが、私の大好きなビールを頼んで復唱されたときにル(r)が違うだけであーエディンバラに来たなーって笑顔になっちゃいます!

エディンバラ城(Edinburgh Castle)

日本人の観光客の方はスコットランドってどこ行くんですかね?有名なスコッチの蒸留工場見学とかエディンバラ城(Edinburgh Castle)観光とかかな?

スコットランドの有名観光地

日本人が行きそうなスコットランドの有名観光地はこんな感じですかねー?

  • エディンバラ城(Edinburgh Castle)
    https://www.edinburghcastle.scot/
  • カールトン・ヒル(Calton Hill)
    https://ewh.org.uk/calton-hill/
  • スコットランド国立美術館(National Gallery of Scotland)
    https://www.nationalgalleries.org/
  • スコットランド国立博物館(National Museum of Scotland)
    https://www.nms.ac.uk/
  • スコット記念塔(Scott Monument)
    https://www.edinburghmuseums.org.uk/
  • ホリルードハウス宮殿(The Palace of Holyroodhouse)
    https://www.rct.uk/
  • 聖ジャイルズ大聖堂(St. Giles’ Cathedral)
    https://www.stgilescathedral.org.uk/
  • スコッチウイスキー・エクスペリエンス(The Scotch Whisky Experience)
    https://www.scotchwhiskyexperience.co.uk/
  • リアル・メアリー・キングズ・クロース(The Real Mary King’s Close)
    https://www.realmarykingsclose.com/
  • ブリタニア号(The Royal Yacht Britannia)
    https://www.royalyachtbritannia.co.uk/
  • ロスリン礼拝堂(Rosslyn Chapel)
    https://www.rosslynchapel.com/
  • フォース鉄橋(The Forth Bridge)
    https://www.theforthbridges.org/
  • セント・アンドリュース・リンクス・トラスト(St.Andrews Links Trust)
    https://standrews.com
  • リバーサイド博物館(Riverside Museum)
    https://www.glasgowlife.org.uk/museums/venues/riverside-museum
  • オールド・カーク博物館(Auld Kirk Museum)
    https://www.edlc.co.uk/heritage-arts/auld-kirk-museum
  • ネス湖(Loch Ness)
    https://en.wikivoyage.org/wiki/Loch_Ness
  • ダノター城(Dunnotar Castle)
    https://www.dunnottarcastle.co.uk/

私は美術館ちょこっと行ったくらいで、ほとんど行ったことありません。ネッシーで有名なネス湖は行きました!なんかいないのは分かってるけど、面白いじゃないですか(≧▽≦)

これネス湖のボートツアーですけど、ネッシーとか関係なくってすっごいきれいな湖で時間があったらお薦めです^^

ネス湖(Loch Ness)

ダノター城(Dunnotar Castle)

なんか長くなっちゃいましたねw 今日書きたいのはダノター城なんです!私がスコットランドで一番好きな景観の観光地です!

私のスコットランドでのお薦め観光地

私のスコットランドでのお薦め観光地はダノター城です!

ONCE SEEN, NEVER FORGOTTEN

公式サイトにもこう書いてあるんですけど、一度見たらホントに忘れられない美しさです!

ダノター城の由来

”Dunnottarの”dun”はピクト語で”砦”を意味します。

スコットランド随一の景観~ダノター城の魅力

説明するより見た方が早いと思うのでご覧になって下さいね!

ダノター城(Dunnotar Castle)

断崖絶壁に聳え立つ要塞!

遠くから眺めるだけでワクワクしちゃいますよね^^

雪のダノター城も幻想的

私は雪景色が好きなので冬のダノター城もいいですよ!
ただスコットランドなんで天候で閉まっちゃうこともあるんで天気予報見てね!

ダノター城(Dunnotar Castle)
ダノター城(Dunnotar Castle)

離れたところから見るダノター城

遠くから眺めるダノター城も格別です!

夕暮れのダノター城に感動

夕食の予約時間を少し遅めにして是非夕陽に染まったダノター城も見てね!
降りた海岸からがお薦め!

ダノター城(Dunnotar Castle)
ダノター城(Dunnotar Castle)

朝焼けも素敵

朝焼けも素敵だよ!
朝焼けのベストスポットにはカメラマンさんがスタンバイしてることが多いから、邪魔にならないように場所参考にするといいよ!

行き方

ここはゆっくり見た方がいいと思うので一般ツアーではなく、自分でレンタカーで行くか、プライベートツアーで行かれることを強くお勧めします。

ストーンヘブン(Stonehaven)中心地から4.2Km
アバディーン国際空港(Aberdeen International Airport)から51Km
※ナビで郵便番号の”AB39 2TL”を入れると簡単に城を目的地に出来ます!

駐車場から200段以上の階段を経て城まで徒歩10分。
※駐車場横に自転車ラックもあるので安心です!

このため車椅子の方は無理と公式で案内されています。
岬まで300m進んだところのキオスクで入場券を購入します。
(公式サイトから事前購入も可能)

オープン時間

入場は最終時間の1時間前までです

期間オープン時間
4/1-9/3009:00-18:00
10/1-10/2610:00-17:00
10/27-1/3110:00-15:00
2/1-2/2910:00-16:00
3/1-3/3110:00-15:00
※12/25-26,1/1-2は休館
※暴風、豪雪、寒波で臨時閉館することがよくあります

入場料

私は年間パスでーす(≧▽≦)
1回行くと分かるんですけど、四季折々の美しくしさを楽しめて年間パスあるの納得だよ!

区分料金備考
大人£10.5016歳-
シニア£9.5065歳- 要PhotoID
学生£9.50要PhotoID
子供£4.505-15歳
家族£27.00大人2子供2
家族£17.00大人1子供2
大人年間パス£25.0016歳-
子供年間パス£12.505-15歳
ガイドブック£5

ダノター城の歴史

History

4億4千万年前 岩盤層

城の建っている岩盤層この頃に形成されます。

History

紀元前5000年頃 ピクト人

現在城がある場所のすぐ北のダンニカール海食道にピクト人が住んでいたという証拠が発見されています。紀元前 5000年~西暦700年の間にピクト人がこの地を築いたと考えられています。
最古のピクト人の砦です。”Dunnottarの”dun”はピクト語で”砦”を意味します。

History

西暦400年頃 聖ニニアン到着

キリスト教宣教師の聖ニニアンがは、現在の城の位置に礼拝所を設立し、ダノターのピクト人をキリスト教に改宗させます。

History

西暦900年 ドナルド王とヴァイキング

ヴァイキング軍の侵略で、スコットランド国王ドナルド2世がダノターで殺されます。

History

1276年 ウィリアム・ウィシャート(Stアンドリュース司教)

Stアンドリュース司教のウィリアム・ウィシャートがダノターに石造りの礼拝堂を奉献します。現在でも一部が残っています。

History

1297年 ウィリアム・ウォレスと独立戦争

イギリス軍によるスコットランド侵攻後、ウィリアム・ウォレスがダノターのイギリス守備隊を攻撃し、ダノターをスコットランドの支配下に取り戻します。ウォレスは容赦せずに逃げ込んだ礼拝堂に火を放ち、中にいた全員に死刑宣告したと言います。崖の端に追いやられ生き残った者はいなかったそうです。

History

1336年 イングランド軍が守備隊を占領

第二次独立戦争では、エドワード・ベリオルのスコットランド王位獲得を支援し、イングランド軍が再びダノター城を占領します。

History

1392年 ザ・キープ建造

スコットランド大元帥ウィリアム・キース卿は、現在ザ・キープ(The Keep)として知られるダノターに最初の石造りの城を建設します。

History

1395年 教皇の関与

教皇ベネディクト13世は、ダノターの聖別された土地に要塞(The Keep)を建設することをめぐる紛争に介入します。

History

1458年 ウィリアム・キース(初代マリシャル伯爵)

ジェームズ2世は、初代マリシャル伯爵ウィリアム・キース卿(世襲の王室職員で騎士道の称号)を創設します。

History

1562年 スコットランド女王メアリー

スコットランド女王メアリーが初めて城を訪問します。2年後の1564年9月にも2泊しています。

History

1593年 ジョージ・キース(第5代マリシャル伯爵)

第5代マリシャル伯爵のジョージ・キースは、ダノターを増築していきます。ライオンのペットが城に連れて来られ、ライオンの巣(The Lion’s Den)として知られる場所に収容されます。マリーシャル大学(アバディーン市にエディンバラ大学に続くスコットランド中世以降の2番目の市民大学、アバディーン大学の一部であるマリシャル博物館に関連する大学)を設立します。

History

1639年 ウィリアム・キース(第7代マリシャル伯爵)

第7代マリシャル伯爵ウィリアム・キースは、チャールズ1世の宗教改革に抵抗し、カヴナンターズへの忠誠を宣言します。

History

1645年 略奪され焼き討ち

内戦が進展する中、ジェームズ・グレアム(初代モントローズ侯爵)は王党派軍を率いて行進し、第7代マリシャル伯爵との交渉を試みますが、拒否されます。交渉決裂の末、モントローズ軍はストーンヘブンとダノター男爵領を壊滅させます。

History

1651-1652年 スコットランドの栄誉

三国戦争(1640年代半ばのスコットランド、イングランド、アイルランド戦争)中、チャールズ2世は第7代マリシャル伯爵の客人でした。若き国王がスコットランドに到着すると、オリバー・クロムウェル率いる議会軍が侵攻を始めます。ダノター城は、スコットランドの至宝とされる戴冠宝器スコットランド名誉(The Honours of Scotland)を守り抜きました。
スコットランド名誉(The Honours of Scotland)は現在エディンバラ城に展示されています。

History

1685年 ホイッグ党の金庫室

チャールズ2世が課した宗教改革を容認しなかったため

History

1715-1716年 ジョージ・キース(第10代マリシャル伯爵)

第10代マリシャール伯爵ジョージ・キースは、ジョージ1世打倒を果たせなかったジャコバイト蜂起(Jacobite Rising)の中心人物です。この結果、彼は称号とダノター城を含む領地を剥奪されます。

History

1717年 ダノター売却

第10代マリシャール伯爵が爵位と領地を剥奪され、400年間キース氏族の本拠地であったダノターを経て、ダノターは政府によってヨーク建築会社に売却されます。床、天井、全ての家具などは全て取り除かれ、残骸が残されます。

History

1919年 カウドレー卿夫妻

カウドレー卿夫妻は城を購入し、さらなる損傷や劣化から城を守るための大規模な保存修復計画を開始します。この工事後、城は一般公開され、現在に至ります。

History

1923年 ストーンヘブン戦争記念碑

ブラック・ヒル(The Black Hill)は、ストーンヘブン戦争記念碑としてカウドレー卿夫妻によって地元に寄贈されます。記念碑はストーンヘブンの建築家ジョン エリスによって設計され、地元民の募金活動により賄われます。ストーンヘブンとその周辺地域のほとんどの場所から見ることができます。
この構造は不完全な円形の寺院で、戦争で亡くなった方々の命の喪失と完全な人生の不完全さを思い出させる意図的があっての設計です。碑文には、「次々と死が彼らに挑み、彼らは彼の険しい顔つきで微笑み、落胆することを拒否した(One by one death challenged them, they smiled in his grim visage and refused to be dismayed)」と書かれています。

History

現在 世界的に認められたランドマーク

現在は有名観光地として観光客を迎え入れています。

ダノター城に関係する映画

ダノター城にかかわった有名な映画です。

映画「ハムレット」(1990年)

メル・ギブソン主演の映画。邦題は「ハムレット」です。フランコ・ゼフィレッリ監督のシェイクスピア悲劇は重厚な仕上がりで、ハムレットの他の有名映画に比べると異色の作品でしたよね。

ダノター城が舞台となっています。
Hamlet (1990) Official Trailer – Mel Gibson, Glenn Close Movie HD(Rotten Tomatoes Classic Trailers)

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次