雨の記憶しかない五色沼~夫との想い出の地

ありさにとって福島県の五色沼は夫との想い出の特別な場所です~いつも雨でした
ありさにとって福島県の五色沼は夫との想い出の特別な場所です~いつも雨でした

ありさにとって福島県の五色沼は夫との想い出の特別な場所です~いつも雨でした

目次

福島県の五色沼

関西人の夫は福島の人

私は関西出身で典型的な大阪人ですが、放浪時代に出会った福島の方と一緒になりました。

関西の私にとって東北は未知の世界です。
新幹線で東京、電車で北陸・新潟へはしょっちゅう行き来していますし、
飛行機でも羽田へは頻繁ですが、その先は北海道になってしまいます。
東北は飛んでしまうんです。

海外へは頻繁に行っているんですが、東北へは仕事が無い限り行きませんでした。

恋に落ちた

夫は私に優しいだけでなく、弱者の方に心から同調し、人生を捧げていました。
それまで介護の方というと、他に職が無いから仕方なく(いい給金もらえたらすぐ介護やめる)って方だったり、オフで介護の不平不満ばかり言う方だったりで、介護をやりたいから介護職に就いたという人を見たことがありませんでした。

私は夫に出会って少し驚き、恋に落ちました。

優しいだけではない人間味に惹かれた

夫はデート中でも、仕事でこういう方がいて、こないだこーいうことやったらすごく喜んでね、だから気分がいいんだとかいう話を私にします。
今までの男と根本から人間が違っていて、私は自然と夫に自分の愚痴を言わなくなりました。

両親を亡くしている私に、義両親は我が子のように接してくれます。

やがて子を授かります。

残酷な介護保険制度

しかし社会福祉士というお仕事は、経営者にならない限りなかなか厳しい職です。

日本は、安い労働力を集め、施設などを増やすよう経営者だけ儲かる介護保険制度を導入します。

禁句

見かねた私は、過労で入院した夫に経営者にならないか?と言ってしまいます。
でもそれは言ってはいけない提案でした。

この一言で夫と壁ができ、それは生涯埋められない溝になり、離婚に至ります。
夫はずっと現場にいたかったのです。

世界で一番幸せだと思っていた私は、謝って泣いて泣いて、
でも夫は心を閉ざしてしまいました。

面会

離婚協定による面会を息子が嫌がるようになりました。
喋ることがないんだそうです。

今でも息子も夫も両方大好きな私は苦しみます。

雨の五色沼でプロポーズ

私に夫の地元を案内してくれた五色沼。
自然探勝路の途中でプロポーズされました。

いつも雨


後に、息子と3人で、義両親と5人で訪れましたが、いつも雨でした。
雨のみどろ沼は写真とは違った独特の色あいです。

夫が見せたかった磐梯山

退院後の初の旅行。
もうすぐ人生が終わる私が、最初に行きたかった旅行先。
五色沼です。

息子と2人で訪れた最終日、私は初めて晴れた磐梯山を見ました。
夫が帰りの車で、ここでバーンと磐梯山の絶景が見える筈なんだけどなー、と言って笑っていた磐梯山。

こんなに素敵だったのね。

涙が伝った私を息子はそっとしていてくれました。

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