激しい夏の始まりのお手伝い

激しい夏の始まりのお手伝い
激しい夏の始まり
学期末試験
夏休みの直前、息子は1学期の学期末試験。
ご存じ中間と違って、学期末は副教科系も課される。
中学になったばかりの息子には最初の試練かもしれない。
高校の授業と違って、中学の学科は、
本当に柔軟力を試すような学科が多い。
高校だと暗記と全パターンをやっておけば満点は容易いけれど、
中学の学科で満点を取るのはなかなか難しいと私は思ってる。
本当のその人の応用力が試されているとも言えると思うよね。
その分、勉強する範囲は高校の1/10もない。
そんな応用力を鍛える大切な期間だけど
呑気に勉強してるわけにもいかなくなった。
現場判断ではどうにもならない
私はもういない筈だった。
だから私は息子とかに全てを引き継いで引退した。
体は辛い。
ファンの方は知ってると思うけどしょっちゅう死にかけて生きながらえてる。
お陰様で最高の医療を受けてる。
これでダメなら何やってもダメだろう。
だから大丈夫と言えるかもしれない。
でもいつ突然終わるかもしれない病気になって引退して療養してる。
息子は楽器に恋、学生ならではの人間関係、学業をやる時期だけど、そんなこともいってられない。
ほとんどの決済は自動で通過はするようにはなっているけど、最終決裁者だ。
なにもやらなくても数年は大丈夫だし、多少変わっても平気なようにしてあげた。
現状を維持すれば全ての面で8割は維持できるだろう。
優秀な幹部もいる。
別にみんな離れていっても近未来的には誰もが成功するだろうから、そうしていいと言ったが、誰も離れなかった。
私は少し笑顔にはなったけど、嬉しいともなんとも言わなかったけれど、息子は嬉しいだろう。
心細いかもしれないが、恐らく何が大変かすら分からないんだろう。
私のせいでかわいそうな存在だ。
側近
私の直近の側近は、私の引退と同時にみんな辞めた。
見限ったというわけでもなく、なんかしらんが私のいまの居室とかにいついていて、私と一緒に遊んでくれてる。
私はここ最近で駆け上がった俄かのただの成り上がりだけど、側近連中は英才教育を子供の頃から受けてきたエリートさんたちだ。
私とはぜんぜん違う人生。
そんな人たちと一緒に仕事をやってて楽しかった。
でもそれゆえ日常の家事とかは、執事以外は、ほとんどできない人が多い。
みんなの育児については全く触れないけれど、成功した家族関係親族関係とは言えない。
だから勉強に没頭したんだろうなとも思う。
常識的な人間関係があればその道ではみんな最高だと思うけど、
今私と一緒に家事とか趣味とかで遊んでくれて、
例えば掃除とか料理とかの常識的な事もなーんにも知らない。
カラオケしても心の掴みたたとかがイマイチわかっていないし、お洒落もあんまうまくない。
日常のいろんなことを喋って雑談して一緒になんかやって車椅子押してもらって庭で写真撮ってもらって楽しい。
人生の最後にこんな時間が私に出来たのも、引退したお陰なんだろうなって思う。
でも息子や新しい首脳陣、グループの幹部は大変だ。
試行錯誤の仕事
私は日本を挟まない貿易系が多いけど、貿易が仕事に組み込まれてる方は同じだろう。
単純にマイナスになったり、倒産しただけじゃすまない状況になった。
私や旧幹部が引いたレールだけでは対処できない状況になったってこと。
組織で部長以下の部レベルでは対処できない状況になりつつある。
地域や再編を伴う指針転換を緊急にしないと恐らく来年になくなる事業が多いんじゃないかな。
現首脳陣も優秀だけど、少し途方にくれてるとこがある。
私は震災復興で、以前は素人に近い経営者をたくさん巻き込んだ。
まともな事業計画も書けなしい、決算書もまともに見れない、
それまで海外なんて無縁だったし、英語とかの外国語なんてまったく分からない、
そんな人たちを育てながら一緒にやってきた。
軌道にのった人たちだけ生き残った。
生き残ったというか8割はやってくれた。
みんな必死にやってくれた。
嬉しい。
しかしそういった人たちは大きな変革に対する事業計画の修正という大仕事に対処できない方が多い。
あーダメかーっていうことは出来ない。
私たちにとって彼らは現状のパーツではない。
もうそのネジが外れたら全体に影響を及ぼす大切なネジに育ってくれた。
そのネジがこれからもきっちり稼働してくれないと困るし
そうしてもらうように協力する義務があると思ってる。
幸い私はまだ生きている。
私の部屋にいついてくれている引退した私の側近たちが
こそこそ相談にのってあげているのは知ってる
私は黙って視線を外してゲームとかやっていたけど
こないだ公開動画で少し行ったけど息子が相談に私のとこへくるようになった。
居候さんたちは同じように隣の部屋に行ったりして
お互い見て見ぬふりをしてた。
たまーに静かになって元側近だけになって
みんな大変そうだねー
って言うんで
そうだねーって言って
でもそれ以上は話さないで
それぞれ本読んだり壁で動画見たり(うちは壁全面がモニターです)
みんなで微笑んでた。
別に多少失敗してもいい。
全部失敗してダメになってもいい。
すべて失った時の倒産処理、個人の破産、その後どう生きるかまでは教えてあるし指南役もいる
元が何も無かったと思えばいいんだよ
私はちょっと前までのんぼーだったよ。
そんな大した家系でもなんでもないんだよ。
でもまー。
いつ終わるかは分かんないけど、
たぶん私の終わりは突然来るけど
幸いまだ生きてるし
なんかしらんが居候で側近は私の隣の部屋で寝てるだろう
私の時も1割すら維持できなくなってマイナスになっても
うちらなら持ち直せるよね
うちらマイナスから出発したからね
そーゆー仕事が好きな人たちだ
私のとこにたまにくる今の幹部さんたち
私のベットのとこにくるとビクビクしてるよね
私は元から幹部以下にはあんま言わなかったけど
ここの居候さんたちは統括責任者でバリバリ指示統括してた人たちで
直で下にいたわけだから
その頃を思い出しておっかないんだろうねw
こないだ夜に看護師以外は5人だけになって
少し助言くらいしてあげようか?
って私が言ったら
ええええ?
ってみんな第一声で言われたけど、
みんな見たら眼差しが真剣だったよ
私この人たちのこの目好きだな
なんでもやってたろーやん!って感じのこの目好き
息子が部屋に来た時に去り際にそれとなくさらっと言ったら
私にふざけて返そうとしたら
わたしの周りにいた5人の顔が笑っていなくて
それで気づいたみたいでね
15分後
私とここの5人に全ての資料の閲覧権限を付与しますって
ほとんど使われたことない全組織宛て通達を息子が出してね
仕事に復帰するとか助言するとか手伝うとか何も書いてないけど
これだけで分かるよね
まー実際は仕事する気はないしね
やるのは現場の人たちで
うちらは引退者だからね
戦略の修正立案実行って普通は数年単位なんだろけど
時間が無いからね
まーそうゆう方が面白いしね
まだ生のあるうちに少し息子とかのお手伝いできたらなーって思ったの
コメント
コメント一覧 (2件)
わーわー!
難しくて責任のある仕事で大変だと思うけど息子さんの活躍応援してる!
うん
私のせいだしね
ありがとうね